隠蔽、改竄、未作成...。行政無責任時代の象徴"公文書問題"はなぜ終わらないのか?

公文書という「国家の記録」は、歴史の記述に欠かせないものであり、後世の政策選択のためにも参照されるべき国民共有のだいじな知的資源である。だが、情報公開法と公文書管理法があるにも関わらず、この数年を振り返ってみれば森友・加計問題をはじめ、公文書をめぐる問題が途絶える気配がない。

現在発売中の集英社新書『国家と記録 政府はなぜ公文書を隠すのか?』は、この問題を概観し、あるべき公文書管理体制を展望している。政府が公文書を勝手に作成せず、破棄したり、隠す理由は何か。著者の瀬畑源(せばた・はじめ)氏が、情報公開請求で南スーダン自衛隊日報隠蔽問題を暴いたジャーナリスト・布施祐仁(ふせ・ゆうじん)氏を招いて公文書問題の本質を語りあった。

※この記事は、集英社新書編集部が作成・構成したものを、週プレNEWSで配信しています。

隠蔽、改竄、未作成...。行政無責任時代の象徴"公文書問題"はなぜ終わらないのか?

「僕らが残してほしい文書と官僚が残したい文書は違う」

瀬畑 私は集英社新書から本を出すのは三回目で、最初は久保亨さんとの共著『国家と秘密 隠される公文書』、二冊目は『公文書問題 日本の「闇」の核心』、そして今回が『国家と記録 政府はなぜ公文書を隠すのか?』。こういう本を出しているんですけれども、元々は公文書問題が専門じゃないんです。象徴天皇制の研究者で、10月22日の即位の時も天皇の「おことば」の解説を新聞でやっていたり、8月にNHKが、初代宮内庁長官が昭和天皇との拝謁の時に付けていた記録が大量に出てきたんですが、その分析班のひとりだったんです。平成の天皇が子供の時にどういう教育を受けていたか、というようなことを大学院で研究し始めたら、存命中の天皇の資料というのはなかなか出てこなくて。その時たまたま情報公開法が施行されたので「宮内庁に文書の公開請求をしたら資料が出てくるかも」と思い、請求し始めたのが公文書に関わるきっかけでした。


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「隠蔽、改竄、未作成...。行政無責任時代の象徴"公文書問題"はなぜ終わらないのか?」の みんなの反応 2
  • 匿名さん 通報

    詐欺強盗の犯罪者に首相名乗らせてんだから犯罪行為蔓延すんのは当然。

    3
  • 匿名さん 通報

    「官邸に人事を握られたので彼らに不都合な書類は残せません」とは言えないものな。二流国に落ちていく隷和の日本。

    3
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2020年1月5日の政治記事

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