
『週刊プレイボーイ』でコラム「古賀政経塾!!」を連載中の経済産業省元幹部官僚・古賀茂明氏が、菅首相によるメディアへの圧力について批判する。
(この記事は、11月21日発売の『週刊プレイボーイ49号』に掲載されたものです)
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「あれ、どこかで見た光景だな」
首相官邸からNHKへ、圧力めいた抗議の電話がかかってきたという話を聞いた瞬間、私はそんな既視感に襲われた。
話は10月26日にさかのぼる。この夜、菅首相はNHKの『ニュースウオッチ9』に生出演をした。そこで日本学術会議の任命拒否問題について、有馬嘉男(ありま・よしお)キャスターから何度も「国民へのていねいな説明が必要なのでは?」と食い下がられた。
問題が起きたのはその翌日のことだ。『週刊現代』によれば、山田真貴子内閣広報官から、「総理、怒っていますよ」「あんなに突っ込むなんて、事前の打ち合わせと違う。どうかと思います」と、恫喝(どうかつ)めいた抗議の電話がNHKの報道局に入ってきたのだという。
報道の内容に事実誤認などがあったならまだしも、国民への説明を求めただけのキャスターの言動を問題視し、政治権力が報道機関にクレームをつけるなんてあってはならない。
なぜなら、体制による不当な抑圧は報道機関を萎縮させ、国民の知る権利を損なう危険があるからだ――こんなことは、このコラムでも何度も述べてきたし、もはや政治権力を持つ者にとっては常識であるはずだ。ところが、菅首相やその周辺にとってはそうではないらしい。
脳みそ崩壊安倍から続く虫けら脳しかない害虫達をさっさと駆除しないとこうなるってのが今の国内の混乱が証明してる