3・11後に初めて「原発運転差し止め」判決を出した元福井地裁裁判長・樋口英明氏「日本には強い地震に耐えられる原発はひとつもない」

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3・11後に初めて「原発運転差し止め」判決を出した元福井地裁裁判長・樋口英明氏が、退官後も原発の危険性を訴え続けるわけとは――?

裁判官は退官後、自身の関わった事件について論評することはしない――。この裁判所の伝統を、かつて原発の「運転差し止め」判決を出した樋口英明元裁判長は「そんなことを言っている場合ではない」と破り、退官後も全国各地で原発の危険性を訴える講演を行なっている。

そして、3・11から10年を迎えた今年3月に、『私が原発を止めた理由』(旬報社)を上梓(じょうし)した。ここには、なぜ自身が運転差し止めを命じたのか、そしてなぜ多くの裁判官が差し止めを認めないかの理由が書かれている。

* * *

――樋口さんは、福井県などの住民166人が関西電力を相手取り、2012年11月30日に提訴した「大飯(おおい)原発3号機・4号機の運転差し止め請求訴訟」を担当しました。この裁判で驚くのは、そのスピードです。提訴からわずか1年半後の14年5月21日に、福井地裁で「運転差し止め」の判決を出しています。

樋口 理由は簡単です。あの原発裁判は難しい事案ではなかった。むしろ簡単な事案だったからです。

――簡単ですか?

樋口 はい。こう考えたんです。まず「原発には高い安全性が求められる」。これは誰も反論できない。そして「地震大国の日本で、その安全性を担保するのは原発に高度の耐震性があること」。これも誰も反論できない。


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