世界有数のコンドームメーカーであるデュレックス社が、世界26カ国、26000人以上を対象に行った性行動調査によると、日本人の年間でのセックスの回数は48回だそうです。
 これはだいたい7.9日に1回の割合であり、1位のギリシャ164回と比べると約1/3、世界平均103回と比べても圧倒的に少ないという結果が出ています。
また、『専門医が伝える40代からの幸せセックス』の著者である北村邦夫さんが厚生労働科学研究の一環として実施した「男女の生活と意識に関する調査」によれば、婚姻関係にありながら、「この一ヶ月間のセックスの回数が0回」というセックスレスの割合も年々増え続けており、2008年には36.5%となっています。


 なぜ日本人はセックスレス傾向にあるのでしょうか。以下の理由が挙げられています。

・仕事で疲れている
・出産後なんとなく
・面倒くさい
・セックスより楽しいことがある
・家族(肉親)のように思えるから
(出典「男女の生活と意識に関する調査」2008年)

 セックスをしないからと言って必ずしも夫婦が不仲と言うわけではありません。
 しかし理由が疲れている、面倒くさい、などですと夫婦間のコミュニケーションは大丈夫なのかと不安になってしまいます。

 『専門医が伝える40代からの幸せセックス』(北村邦夫/著、中央公論新社/刊)では、セックスを通して夫婦の関係を見直し、より快適で充実したパートナーとの時間の使い方を提案しています。
文中にはなかなか生々しい表現も出てきますので、眉間にシワを寄せてしまうこともあるでしょう。しかし、そこに嫌悪感を抱いている限りセックスレスの問題も解消しないのかも知れませんね。

 著者の北村さんは「年代によってそれぞれの満ち足りたセックスがある」と言い、もっと知る努力をするべきと述べています。夫婦であってもなかなか話題にしにくい話ですが、本書をきっかけに考えてみてはいかがでしょうか。
(新刊JP編集部/川口絵里子)

*現在、新刊JP特集ページにて『専門医が伝える40代からの幸せセックス』の立ち読みを掲載!こちらから!

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