
例えば国立情報学研究所が提供する論文情報ナビゲータ『CiNii』で調べてみると、論文の題目として「ソーシャルメディア」という言葉が使われ始めたのは2007年頃から。書籍のタイトルとしては、これまた2007年に出版された湯川鶴章さんの『爆発するソーシャルメディア』(ソフトバンク クリエイティブ/刊)が起点になっていると思われる。
もちろん、ウェブ上においてはこの限りではない。『日経メディアラボ』上では、2005年8月に米ヤフーがソーシャルメディアに注目しているという旨の記事を配信されており(*1)、さらに『CNET Japan』も2005年11月にヤフーが「ソーシャルメディア」を打ち出したことを伝えている(*2)。
では、この「ソーシャルメディア」とはそもそも一体なんなのか。ツイッターやフェイスブック、YouTube、ブログといったものであることは、なんとなく理解できるが…。
ディスカヴァー・トゥエンティワンから出版されている『ソーシャルメディア革命』において、著者の立入勝義氏は「ソーシャルメディア」をマスメディアと対比した上で、以下の8つの特徴があることを指摘している。
1、ソーシャルメディアはマスメディアの対極に位置する。