
インターネット・新聞・テレビなど意識していなくても勝手に情報が入ってきてしまう生活の中で、本当に自分にとって有用な情報をどのようにして選択すればよいのかと迷う人は多いだろう。情報を選んで取り入れ、そしてそれを知識に変えていくために必要な力とはどのようなものなのか。
新刊JPニュース編集部は11月27日、都内某所で行われた本書の出版記念パーティでショーンK氏にお話をうかがった。
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―まずは本書を書かれた経緯を教えてください。
「今は激動の時代と言えます。そして、時代の変化に伴って、情報の波というものがありとあらゆる方面からすごいスピードで私たちを襲ってきています。その環境の中にいて、うまく適応できない、情報に流されやすい人たちが、たくさんいることに気が付きました。情報の海に溺れ、身動きがとれなくなっているのです。そのような人たちに向けて、自分らしい生き方ができるようになるために、エンジンのようなものを持ってほしいと思って書き始めたのがきっかけです」
―エンジンのようなものとは?
「具体的には「自分の軸をつくる力」です。人間をパソコンに例えてみると、私たちの持っているエンジン力、つまりOSの機能が、世の中にあるどんどん増えてくアプリケーションを使いこなせるほど追い付いていないんですよね。OS力を鍛えて、新しいアプリケーションに対応できるようになっていく必要があると思います」