食卓に並ぶ外国産の“和食”

       
 現在の日本の食料自給率が40パーセントということは、周知の事実であろう。ただ、この数字を日本人がどう感じているということかが重要だ。食料自給率の低下が我が国に与える影響は大きい。さらに、環境問題など世界的に見てもあらゆる方面で顕著にその影響が現われている。

 本書は、日本の食料自給率が40パーセントという現状や自給率低下による影響、自給率向上のためにできることなどがデータとともに説明されている。
 著者は農林水産省大臣官房食料安全保障課長であり、東京農業大学の客員教授を務める末松広行氏。日本の食に関する現状を日本人であるわたしたちはもっと把握しておくべきなのではないだろうか。

 日本人の食生活のスタイルは大きく変化した。米の消費量は大幅に減少し、パンやパスタを食べるようになった。また、油量が多い肉食や炒め物が好まれるようになった。

 とは言え皮肉なことに、和食中心の食生活を心がけていても、その食材一つ一つの自給率は極めて低いものであり、和食が国産の食材だけではまかなえない時代になっているのだ。
 間近に迫っているといわれる世界的な食料不足。不測の事態に対応できるようにするためにも、日本はいつまでも輸入に頼っていてはいけないことを知らせてくれる一冊だ。 
(新刊JPニュース編集部)

◆『食料自給率の「なぜ?」―どうして低いといけないのか?』
著者:末松広行
出版社:扶桑社
定価(税込み):735円
新書判/発売中
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2008年12月28日のライフスタイル記事

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