3塁ベースから見た“WBCの裏”

3塁ベースから見た“WBCの裏”
 今年春先、日本を沸かせた「WBC」(World Baseball Classic)。

 ダルビッシュ有(日本ハムファイターズ)、青木宣親(東京ヤクルトスワローズ)らの日本で活躍する選手たちに、イチロー(シアトル・マリナーズ)をはじめ松坂大輔(ボストン・レッドソックス)らメジャー軍団が加わった「SAMURAI JAPAN」は、激戦の末にWBC2連覇という偉業を成し遂げることができたのは記憶に新しい。

 そんな「SAMURAI JAPAN」を、3塁ベースのすぐ側から支える一人の男がいた。
 内野守備走塁コーチで3塁コーチャーを務めた高代延博氏である。

 昨年まで中日ドラゴンズの野手総合チーフコーチとしてリーグ優勝を2度、日本一を1度、経験し、落合博満監督の参謀とまで言われた高代氏は、突如の落合監督からの解雇通告によってチームを離れることになる。

 本書はそんな衝撃的なシーンから始まる。

 本書『WBCに愛があった。』の面白さは、その緻密な状況描写にある。
 物議を醸し出した候補選手の辞退騒動によるコーチ陣の落胆ぶりや、どの選手を選出するかの会議は、野球ファンなら息を呑むところだろう。特に現ヒューストン・アストロズの松井稼頭央がどのような理由で落選したか、また、当時はファンから批判さえもあがった亀井義行の代表入りについては、様々な人間関係や思惑が交錯しており、まさしく「裏」を覗いている気分になる。

 その他にもイチローの大不振や、松坂によるダルビッシュに関しての「重大発表」、村田修一(横浜ベイスターズ)の怪我、そして3塁コーチャーズボックスから見えた世界一を決める決定戦の様子など、「SAMURAI JAPAN」たちの素顔と奮闘振りが、手に取るように見えてくる。

 WBCの激闘を3塁ベースから見ている気分になる、スリリングな一冊だ。
新刊JPニュース編集部)

『WBCに愛があった。三塁コーチが見た侍JAPANの知られざる感動秘話』
著者:高代延博
出版社:ゴマブックス
定価(税込み):1575円
発売中

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