「元祖スラップ訴訟」とも ダブル選で都構想を目指す大阪市長の知られたくない過去

       

■「弁護士の仕事」と弁明

「元祖スラップ訴訟」とも ダブル選で都構想を目指す大阪市長の知られたくない過去
筆者はこれらの事実を述べて吉村市長に「訴権の濫用で認定されるような訴訟に弁護人として加わったことを、今、どう総括してるか、伺いたい」と尋ねた。吉村氏の回答は以下の通り。「これは弁護士時代のご質問だと思います。弁護士の業務というのは、どんな状況であれ、そのそれぞれの立場、それぞれの意見と、自分のクライアントの意見というのをしっかりと出して、それは双方がやって、そして最終的に裁判所がそれを判断するという仕組みです。例えば、極悪な殺人犯であったり強姦犯であったとしても、言い分がある部分がある。これについては、弁護士というのはその言い分を裁判所に上げて、そして最後は裁判官が判断すると。それがまさに弁護士の仕事であり、弁護人の仕事であるということです」

■弁護士の正当な業務なのか

これを聞いていた大手週刊誌記者は次のように言う。「一般論で逃げて、ジャーナリストを盗聴させるような反社会的な企業の弁護をした社会的責任について一切答えていない。『極悪な殺人犯』にも言い分があるといいますが、光市母子殺害事件の弁護人に、『一斉に懲戒免職をかけろ』とテレビで呼びかけたのが、吉村市長や松井知事とい今も懇意である『維新の会』創業者の橋下徹弁護士です。吉村市長の言い分は二重三重におかしい」スラップ訴訟の被害者であるジャーナリストの寺澤有氏に吉村市長の言い分に関する感想を聞いたところ、「もともと名誉毀損にあたらないことをわかっていながら、『週刊プレイボーイ』の連載を中止させたくて、損害賠償2億円を請求する訴訟を提起したものであり、威力業務妨害や恐喝未遂に類する行為だと思っています。とうてい弁護士の正当な業務とはいえません」と辛辣な答えが返ってきた。大阪府知事・大阪市長のダブル選は4月に行われそうだが、はたして、吉村市長の「知られたくない過去」は争点になるのであろうか。

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(取材・文/しらべぇ編集部・及川健二

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2019年2月21日の社会記事

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