創業117年、人気和菓子店のツイートがバズった背景とは お店に聞いてみた
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元号が令和に変わった1日、ある和菓子店が投稿したツイートが4万回以上リツイートされ、12万いいねを集めるなど、大きな話題を呼んでいる。

■バズったツイートとは…

投稿したのは、山梨県北杜市にある和菓子店・金精軒。創業117年で、山梨県の名物「信玄餅」などを作り続けている。ツイートの内容は、かつて昭和の時代に大量発注してしまった注文請書についてのもの。50冊注文すべきところ、誤って5,000冊注文してしまったため、「昭和→平成」に書き直して使い続けてきたが、「ついに平成も終わってしまいました。令和が終わる前には使い切りたいです」と記されている。このツイートをした訳をこのお店の取締役でもある、社長の奥様に聞いたところ、40年前にこのお店に嫁いで来た時には、この注文請書が既にあったそうだ。事務員が数を間違って注文してしまったとのこと。

■時代の流れとともに…

時代の流れで、パソコンで注文請書を作ることも多くなり、なかなか在庫が減らなくなったが、最近は、手書きで昭和の箇所を平成に直して、使い続けて来たことで、やっと残り50冊程まで減ったという。「平成の訂正印は、時代とともにどこかに行ってしまいました」と取締役が、笑いながら話す。

■伝統のお店の名物

創業117年、人気和菓子店のツイートがバズった背景とは お店に聞いてみた
このお店で、最近一番の話題になっているのが「水信玄餅」。6月1日から9月末までの土日のみの限定商品で、これを求めて全国各地からお客さんがやって来る。一日750個限定だが、午前中で全て売り切れてしまうそうだ。多い時は、100m~200mの行列ができる。この時期は、警備員とアルバイトを雇って、店総出で対応するという。水信玄餅は、販売の前日から一晩冷やし続ける。温度に敏感な和菓子のため、この場所でしか味わうことが出来ない。お土産に持ち帰ると餅が崩れてしまうからだ。

■コミュニケーションを大事に

全国から訪れるファンの中には、それぞれの店員さんにファンがいるそうだ。こうした人気の秘訣について尋ねると取締役は「お客様とのコミュニケーションです」と答えた。山梨県内の2店舗のみで、手作りの和菓子が中心に営業していることを活かしての深さだろう。「この街の素晴らしい水を使って地産地消を大事にしていきたい。ここでしか作れないものを求めて、全国の皆さんがこの街に来て頂くことで、街の活性化にも繋げていきたい」と熱く語ってくれた。

■とくに女性に愛されるスイーツ

しらべぇ編集部が全国の20代~60代の男女1,365名に調査したところ、「週に2回以上スイーツを食べる」と答えた人は36.8%。やはり、とくに女性ではスイーツ好きが多い傾向が見られる。
創業117年、人気和菓子店のツイートがバズった背景とは お店に聞いてみた
全国からファンが集まるこの人気店は、伝統を守りながら、「人を大事にする」商売を行っていた。今回注目された投稿も、こうした絆あってのことかもしれない。

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(取材・文/しらべぇ編集部・おのっち

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo
調査期間:2016年9月23日~2016年9月26日
対象:全国20代~60代の男女1,365名(有効回答数)

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