スライドアンロックなどの特許をめぐるAppleとSamsungの訴訟、控訴裁判所全法廷でAppleが逆転

特許侵害をめぐりAppleとSamsungの間で争われている2件目の裁判で、米連邦巡回区控訴裁判所全法廷は7日、Appleの特許3件をSamsungが侵害しているとの判断を示した(裁判所文書: PDFThe Vergeの記事Ars Technicaの記事The Registerの記事)。

この裁判では連邦地裁が2014年、Appleの’647特許(クイックリンク)と'721特許(スライドアンロック)、’172特許(オートコレクト)をSamsungが侵害していると判断し、Appleに対する合計約1億2千万ドルの支払いをSamsungに命じている。一方、Samsungの特許2件('449特許'239特許)をAppleが侵害しているとの判断も示されており、Apple側もSamsungに対する158,400ドルの支払いを命じられている。

連邦巡回区控訴裁判所では2月、’647特許については侵害なし、'721特許と’172特許については先行例から自明であるとして無効とする判断を3人の判事が示したため、Appleが全法廷での審理を求めていた。

全法廷では8対3で'647特許について侵害あり、'721特許と’172特許は自明ではないとの判断を示している。’647特許ではテキストの構造を分析してリンク化するかどうかを判断する「サーバー」がクライアントとは別に動作するかどうかが争点になったが、全法廷は別に動作するかどうかは'647特許にとって重要ではないと判断した。また、連邦最高裁での新たな判例により、Samsungによる特許侵害が意図的なものとみなされることから、賠償額の見直しを下級審に求めている。Apple側が支払いを命じられたSamsungに対する158,400ドルの賠償金については、変更されていない。

なお、この裁判は2012年にAppleの損害額を10億ドル超とする陪審団の評決が出された1件目の裁判とは別の裁判だ。1件目の裁判では控訴審で損害額が減額されており、2015年12月に約5億4千8百万ドルをSamsungがAppleに支払ったが、Samsungが減額を求めて連邦最高裁に上告している。こちらの裁判は11日に連邦最高裁での口頭弁論が開かれる予定だ。

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