パリ・サンジェルマン(PSG)に所属するフランス代表FWキリアン・エンバペの母親ファイザ・ラマリ氏が、PSGの上層部に息子の意向を伝えたようだ。19日、ナイジェリアメディア『Legit.ng』イギリス紙『サン』が報じた。


 エンバペは以前からレアル・マドリードへの移籍が噂されており、同クラブのジネディーヌ・ジダン監督とは相思相愛だとも伝えられている。しかし、PSGは同選手の移籍金として4億ユーロ(約480億円)を要求すると見られており、移籍は簡単には実現しない模様だ。この金額で移籍が成立した場合、2017年夏にバルセロナからPSGへと移籍したブラジル代表FWネイマールの移籍金2億2000万ユーロ(当時レートで約289億円)を抜いて、史上最高額の移籍となる。

 そこで、ファイザ・ラマリ氏が息子のために一肌脱いだようだ。報道によると、同氏はPSGの上層部に対して、エンバペがクラブとの契約延長交渉を行うつもりがなく、来夏のレアル・マドリード移籍を希望していると伝えたという。エンバペは昨年夏にPSGへと完全移籍を果たし、2022年6月までの4年契約を結んでいる。


 母親の助けも得たエンバペは、来夏ついに“白い巨人”の仲間入りを果たすことになるのだろうか。