明治安田生命J1リーグ第34節が7日に各地で行われた。

 首位の横浜F・マリノスと2位のFC東京が激突する一戦は、優勝を賭けた大一番となった。
両者の勝ち点差は「3」。横浜FMは引き分け以上で文句なしの優勝、FC東京も4点差以上の勝利で大逆転優勝という条件の中で行われた。

 試合は立ち上がりからFC東京が前がかりに試合を進めるが、攻撃的な姿勢を貫いた横浜FMがティーラトンとエリキのゴールで2点を先行して前半を終える。後半にはGK朴一圭が一発退場と数的不利な状況に陥るが、遠藤渓太のダメ押しゴールで勝利を決定づけた。3-0で完勝を収め、15年ぶりの栄冠に輝いた。

 横浜FMvsFC東京が優勝を占う一戦であるならば、清水エスパルスvsサガン鳥栖はJ1自動残留を目指すチーム同士の戦いに。
勝てば自力残留が決まる清水が、後半22分に奪ったドウグラスのゴールで勝利を収めた。一方、勝利が残留の条件だった湘南は松本と1-1の引き分け。この結果により、16位の湘南がJ1参入プレーオフに進むことが決定した。対戦相手は8日に行われる徳島vs山形の勝者となる。

 鹿島は、敵地『豊田スタジアム』で名古屋と対戦した。前半に43分にオウンゴールで先制すると、虎の子の1点を守り切って3位を死守。
アジアチャンピオンズリーグ出場権を手にした。

今節の結果と順位表は以下の通り。

■J1第34節
北海道コンサドーレ札幌 1-2 川崎フロンターレ
浦和レッズ 2-3 ガンバ大阪
横浜F・マリノス 3-0 FC東京
松本山雅 1-1 湘南ベルマーレ
清水エスパルス 1-0 サガン鳥栖
名古屋グランパス 0-1 鹿島アントラーズ
ヴィッセル神戸 4-1 ジュビロ磐田
サンフレッチェ広島 1-0 ベガルタ仙台
大分トリニータ 0-2 セレッソ大阪

■J1順位表 
1位 横浜FM(勝点70/得失点差+30)
2位 FC東京(勝点64/得失点差+17)
3位 鹿島(勝点63/得失点差+24)
4位 川崎(勝点60/得失点差+23)
5位 C大阪(勝点59/得失点差+14)
6位 広島(勝点55/得失点差+16)
7位 G大阪(勝点47/得失点差+6)
8位 神戸(勝点47/得失点差+2)
9位 大分(勝点47/得失点差0)
10位 札幌(勝点46/得失点差+5)
11位 仙台(勝点41/得失点差-7)
12位 清水(勝点39/得失点差-24)
13位 名古屋(勝点37/得失点差-5)
14位 浦和(勝点37/得失点差-16)
15位 鳥栖(勝点36/得失点差-21)
16位 湘南(勝点36/得失点差-23)
17位 松本(勝点31/得失点差-19)
18位 磐田(勝点31/得失点差-22)