この処分は9日にスイスのローザンヌで行われたWADAの常任理事会にて全会一致で決定された。ロシアのアンチ・ドーピング機構はこの処分に対して21日以内に控訴することができ、その場合はスポーツ仲裁裁判所(CAS)に処分の決定が委ねられる。
なお、ロシアが出場を禁止される大会として、2020年の東京オリンピックや2022年にカタールで開催されるFIFAワールドカップ(W杯)などが含まれている。一方、欧州サッカー連盟(UEFA)はアンチ・ドーピング違反に関する規定で“主要なイベント組織”として定義されていないため、EUROなどUEFA主催の大会には出場可能となっている。