元ブラジル代表FWロナウジーニョ氏が、バルセロナに所属するアルゼンチン代表FWリオネル・メッシとの思い出を振り返った。16日、スペイン紙『マルカ』がオランダ誌『Panenka Magazine』を引用して伝えた。


 ロナウジーニョ氏は現役時代、2003年夏から2008年夏にかけてバルセロナでプレー。2004年10月に17歳でトップチームデビューを果たしたメッシとは、約3年半ともにプレーした。

 ロナウジーニョ氏は、メッシとプレーした日々を振り返って次のようにコメント。当時の世界最高峰の1人だった同氏から見ても、その才能は格別だったようだ。

「僕がバルセロナに着いたとき、すでに『抜きん出た少年がいる』と話題になっていた。それから僕たちは友人になって、一緒にプレーし始めた。
僕たちはとても上手くやったよ。彼は他の誰よりも異彩を放っていた。(当時監督のフランク・)ライカールトと話をして、彼は僕たちと一緒に練習することになった。あっという間の出来事だったね」

「レオ(メッシの愛称)はすべてを兼ね備えていた。僕からは何も学ぶ必要がなかったんだ。彼の最初のゴールをアシストしただけでも、僕は十分にラッキーさ」



「一緒にプレーしていた誰かが徐々に世界を支配していく様は、見ていてかなり気持ちのいいものだよ。
僕たちはいつも一緒にいた。彼は僕にスペイン語を教えてくれて、僕は彼にポルトガル語を教えた。でも、ボールによって僕たちはお互いを完璧に理解したんだ」