
きっかけは中村がTwitterに投稿した1本の動画だ。「練習や試合がなくなって何をしようか悩んでるサッカー好きのみなさんへ。もし良かったらこの動画を上手く使ってください」というメッセージが添えられたその動画には、強烈な足元へのパスを難なくトラップし、間髪入れずに美しいフォームでパスを蹴り返す中村の姿が。シンプルながらに一目で相当な難易度であることを感じさせる練習だが、中村の表情はごく自然体。このツイートのリプライ欄には、「止めるがうめぇ…。リハビリ中なのにボール半個ぐらいの誤差しかないじゃん…」「子供に200万回見せます」「難しいことを簡単なようにやって見せる、めっちゃカッコイイです」など驚嘆の声が殺到し、「どなたかスーパースロー編集お願いします」という要望も書き込まれるなど、改めて中村の技術レベルの高さに多くの反響が寄せられていた。
そして16日、中村は自身のブログを更新。「先日ツイートした『止めて蹴る』動画。反響がありすぎてちょっとびびりましたが(笑)。みなさんありがとうございました」と綴ると、ファンからの要望に応えて動画のスローモーションバージョンを掲載した。
ブログでは、中村の11歳になる息子がこの動画を見ていたというエピソードも紹介された。中村は息子に対し『止めて蹴る』がいかに重要かを力説し、「トラップを正確にすることで相手の動きを長く見ることが可能になり、相手からすれば突かれたくない、突かれたら嫌な場所(崩される、失点に繋がるところ)をより突くことができるようになるよ」と語りかけたという。
ザックに川崎の監督をして欲しい