ユヴェントスに所属するフランス代表MFブレーズ・マテュイディは6日、5万枚のマスクをフランスの医療関係財団に寄付すると自身の公式SNSを通じて発表した。

 マテュイディが寄付したマスクは、2つの医療関係財団を通じて、新型コロナウイルスと最前線で戦う医療従事者らへと配られる。
同選手は声明を通じて、「無数の顔を持つ無名の英雄たちが、科学・経済・社会などあらゆる最前線で闘っている。この贈り物は、彼らの献身を認め、賞賛するものだ」とコメントしている。

 現在33歳のマテュイディ自身も、3月18日に新型コロナウイルスの感染が明らかとなり、4月15日に陰性反応の発表が出るまで自宅で自主的な隔離を行っていた。自主隔離中は無症状だったようだが、同選手は先日、「陽性の知らせを聞いたときはショックを受けた。完全にパニック状態に陥り、家族や友人への感染を恐れたよ」と当時の恐怖を振り返っていた。