
シアラー氏とライト氏は、プレミアリーグが創設された1992年以降に生まれたすべてのゴールの中から、お気に入りのゴールを選出した。しかし、その中にはFAカップで生まれたゴールも含まれていたため、今回はプレミアリーグのゴールに絞って、彼らのコメントと共に8ゴールを厳選して紹介する。
1 デニス・ベルカンプ(アーセナル)
ニューカッスル 0-2 アーセナル
2002年3月2日
“アイスマン”の愛称を持つベルカンプは、その名の通りあらゆる場面で冷静だ。ニューカッスル戦でロベール・ピレスからパスを受けたベルカンプは、ボールをコントロールしながら反転。ワンタッチで相手DFを翻弄すると、GKとの一対一も冷静に制した。
シアラー氏「誰もこんなゴールを決めたことがないし、今後このようなゴールが生まれることもないだろうね。ボールタッチ、テクニック、フィニッシュ、すべてが完璧だった」
2 パオロ・ディ・カーニオ(ウェストハム)
ウェストハム 2-1 ウィンブルドン
2000年3月26日
2001年にFIFAフェアプレー大賞を受賞したかと思えば、“ファシスト騒動”も起こすなど、何かと印象に残る選手だったディ・カーニオ。だが、ウィンブルドン戦で見せた右足のボレーシュートは、どんなエピソードよりも強烈なインパクトを残した。