チェルシーを率いるフランク・ランパード監督が、練習再開や無観客試合についてコメントした。クラブ公式サイトが伝えている。


 ランパード監督はイギリスメディア『BBC』内の『フットボールフォーカス』に出演し、「問題ないね。選手とまた会えてよかったよ。『Zoom』や『WhatsApp』で顔は見ていた。(練習は)限られた状況だけど、時期が整うまではこの状態で頑張らないとね。選手たちも個人個人でよくやってくれたよ。やりにくさもあっただろうけど、まずは安全第一だからね。
フェーズ1を越えてフェーズ2に入れば、また変わってくるだろう。その先には試合が待っている。無観客にはなるだろうけどね」とまずコメント。

 監督として心の支えになれるように努力したと語り、自宅待機の期間について次のように語った。

「監督としてこの2カ月で学んだことが、コミュニケーションの重要性だ。外出制限期間は、とにかく先の見えない不安な状況だったと思う。
だから私から選手へメッセージを送ったり、どんな状態かを確認することは大切だと思う。もちろんひっきりなしに連絡したりはしない。選手も気を使って疲れるだろしね。でも私がいるという安心感は与えたい。一体感を失うことなく、またみんなで集まれることが大切だ。それぞれ感覚は違うだろうから、選手ごとに対応も違う。
毎日家族のように動き、チームとして動き、それぞれの考えを尊重しているんだ」

 またランパード監督は、プレミアリーグの監督会議の内容について「全員がシーズンを進めたいと思っている。それが我々の仕事だ。幸せなことだよ。だからフットボールをプレーして、シーズンを終わらせたい」と明かした。

 プレミアリーグは、6月の再開に向けて話が進んでいる。無観客での開催が予想されているが、ランパード監督は次のようにコメントしている。


「あれもフットボールの形だ。観客がいるといないのでは違う。だからこそ自分はプレミアリーグが世界一だと考えている。ホームのサポーターの存在が、チームに与える影響は大きい。ホームアドバンテージが存在するんだ。だからこそ、アウェイでは違う雰囲気が待っている。
これがやっぱり、フットボールだ。でも(無観客も)もちろんフットボールであることには違いない。だが通常とは異なるものになるだろうし、選手にもその話はするつもりだ。だが勝ち点3を争うことに変わりはないし、リーグの戦いである以上そこには集中しないとね」