レアル・マドリードを率いるジネディーヌ・ジダン監督がリーガ・エスパニョーラ第32節のエスパニョール戦を振り返った。スペインメディア『マルカ』が29日に同監督のコメントを伝えている。


 28日に行われたエスパニョールとの一戦では、ブラジル代表MFカゼミーロが決勝点を挙げて、1-0でレアル・マドリードが勝利した。試合全体を振り返ったジダン監督は、現在最下位に沈んでおり、試合前には今季3度目の監督交代を行ったエスパニョールに言及。試合全体を通じてレアル・マドリードを苦しめた対戦相手を以下のように称賛した。

「エスパニョールは現在の立ち位置を考慮すると、どんな試合でも勝利しなければならないはずだ。彼らは非常に良い試合をしていたと思うが、我々は勝つことができた。我々にとってはそれが非常に重要なことだった。
エスパニョールは前半は非常によく守っていたし、後半はフィジカル的にも高いレベルにあったと思う」

 また、ジダン監督はカゼミーロのゴールをアシストしたフランス人FWカリム・ベンゼマのプレーについてもコメント。「カリムが何をしても驚かないよ。彼はピッチ上で最適なプレーを見つけられる選手だ。ボールコントロール、ヒールキック、パスなどのどれもが素晴らしい。もしかしたら今日の彼のアシストは優勝へ導くプレーになったかもしれない。彼の調子が年々上がっているのは、自分自身のケアを怠らないためだ」と話し、ベンゼマへの高い評価を口にした。


 最後に、ジダン監督は今後のリーガ・エスパニョーラのタイトル争いについてコメント。2位バルセロナとの優勝争いについて、最終戦までもつれ込む混戦になるという考えを明かした。

「全ての結果は最終節で決まるだろう。このリーグは本当に何が起こるかわからないんだ。フィジカルの問題だけでなく、メンタルの問題もある。5連勝するのは非常に難しい。
だからこそ、それを成し遂げた選手たちにはとても満足している。直近の成績は祝福に値するものだ」