インテルは22日、バルセロナからチリ代表MFアルトゥーロ・ビダルを完全移籍で獲得したことを発表した。背番号「22」の着用も決まった。


 大手メディア『スカイスポーツ』によると、インテルとバルセロナは100万ユーロ(約1億2000万円)にボーナスを加えた移籍金で合意。契約期間は2022年6月30日までの2年間となる模様だ。

 現在33歳のビダルは、ユヴェントスやバイエルンなどで数多くのタイトルを獲得し、2018年8月にはバルセロナへ移籍。中盤の“ファイター”として、チームに新風を吹き込んだ。しかし、2019-20シーズンのバルセロナは、2007-08シーズン以来12シーズンぶりの主要タイトル無冠となり、クラブ首脳陣はロナルド・クーマン監督を招へい。ビダルは、そのクーマン監督から戦力外通告を受けていた。


 現在インテルを率いるアントニオ・コンテ監督は、ユヴェントスを指揮していた2011年夏、当時24歳だったビダルをレヴァークーゼンから補強。コンテ監督が2014年夏にユヴェントスを去るまでの3シーズン、両者は3年連続でセリエA優勝を成し遂げていた。