パリ・サンジェルマン (PSG)がアーセナルのフランス人MFマテオ・ゲンドゥージの獲得を画策しているようだ。アメリカメディア『ESPN』が11日に報じている。


 ゲンドゥージはミケル・アルテタ監督体制のアーセナルで構想外とみなされており、今夏の退団が確実視されていた。これまでにはバレンシア、アタランタ、ビジャレアルからオファーが届いていたものの、これらは最終的に破談になっていたという。

 このような状況下で、現在PSGとセビージャがゲンドゥージに関心を示しているようだ。PSGはアーセナルが要求する3500万ポンド(約48億円)の支払いには難色を示しているものの、トレードでの移籍には前向きな姿勢を見せている模様だ。ドイツ代表MFユリアン・ドラクスラー、またはセネガル代表MFイドリッサ・ゲイェの譲渡プラス移籍金という条件でゲンドゥージの獲得を画策しているという。

 一方、セビージャはスポーツディレクターを務めるモンチ氏がゲンドゥージを高く評価しており、クラブに獲得を進言しているという。
こちらは現時点で具体的な動きは報じられておらず、PSGが争奪戦を一歩リードしている模様だ。

 2019-20シーズン、ゲンドゥージは公式戦通算で34試合に出場した。しかし、6月20日に行われたプレミアリーグ第30節のブライトン戦で相手選手を挑発したことが問題となり、以降はトレーニングにも参加できない状況が続いていた。新シーズンの開幕を間近に控え、ゲンドゥージの去就にはより一層注目が集まっている。