パリ・サンジェルマン(PSG)に所属するブラジル代表FWネイマールは、2020年内のリーグ戦のほとんどを欠場する可能性があるという。29日付けでスペイン紙『アス』が報じた。


 ネイマールには、13日に行われたリーグ・アン第3節のマルセイユ戦の試合終盤、両チームの選手が入り乱れ乱闘騒ぎになる中で、日本代表DF酒井宏樹に対し人種差別的な侮辱行為を行ったという疑惑がかけられている。同試合でレッドカードを受けたネイマールはその後のリーグ戦2試合を欠場したが、直近の27日に行われたリーグ・アン第5節ランス戦にはスタメン復帰しフル出場を果たした。

 しかし今回の報道によると、今月30日にフランスプロサッカーリーグ連盟(LFP)の規律委員会が予定されており、改めてネイマールに対し今後のリーグ戦で最大10試合までの出場禁止処分が下される可能性があるという。残る2020年内のリーグ戦は12試合のため、10試合の出場停止処分が下された場合、PSGはそのほとんどの試合で“背番号10”を欠いて戦うことになるようだ。

 ネイマールはUEFAが主催する大会への出場は可能だとも伝えられているが、今後の決定に注目が集まっている。