【プラス材料】
今季リーグ戦で初の連敗を喫したチームだが、逆に吹っ切って臨む試合にすることもできるだろう。
自分たちの良い時と悪い時をわずか4日間で明確に体験したことで、油断も隙も名古屋グランパスの選手たちからは排除されているはず。奮闘を続けるMF米本拓司とMF稲垣祥の攻守における貢献度を無駄にせず、チームが一体となった本来の組織的なまとまりを取り戻し、チャンスとピンチに執念を出す。
得意とするホームでの戦いは、サポーターの後押しも大きな追い風。これ以上の連敗を止めるべく、高まりを見せる選手たちの貪欲なプレーに期待だ。
【マイナス材料】
疲労回復の状況が最大の焦点だ。
負傷者続出で大幅な選手の入れ替えもしにくいチーム状況は、それほど多くの変化を伴わずにベガルタ仙台を迎え撃たねばならないことを示唆しており、「気力の勝負」と単純な言葉では表現できない負担と負荷を背負って選手たちは戦う。
文字どおり身を削るような90分間をどのようにマネジメントするかは、指揮官・選手ともに問われるところではある。
文:今井雄一朗
■ベガルタ仙台 ピッチ内外で問題が噴出。負傷者の帰還が唯一の救いか
【プラス材料】
プラス材料に乏しい状況にある。
あとは最近の相性か。
そして、日程面での優位性に望みを託したい。名古屋が21日にリーグ戦を戦って今節を中2日で迎える一方、ベガルタ仙台は18日の前節から1週間の準備期間がある。
【マイナス材料】
チーム状況はどん底と言っていい。
さらに、水曜日の他会場の結果によって、暫定ではあるが18位になった。今季は降格がないとはいえ、心理的なダメージは大きい。最下位からはい上がるために何ができるかが問われている。
また、ピッチ外でもチームに激震が走った。MF道渕諒平が週刊誌の報道を受け、20日付けで契約解除となった。試合に集中するのに難しい状況だが、逆境を乗り越えることはできるか。
文:totoONE編集部