
オーストリアで合宿を行う日本代表は、13日にパナマ代表、17日にメキシコ代表と対戦する。吉田はまず、「2試合、いい試合をして勝ちたい。これが大前提です。11月から(次回代表戦の)3月まで期間が空くので、できる限りいいものを作り上げて、形を作って、いい状態で3月に臨まないといけない。最後に、僕として一番危惧していることは、前回いい試合をして少しホッとするではないですけど、そこに慢心や油断が生じないようにしたいです。もう一回気を引き締めて、今回いいパフォーマンスを出すことを意識してやらないといけないです」と、コメント。また、7年ぶりの対戦となるメキシコ代表については、「コンフェデ(2013年FIFAコンフェデレーションズカップ)、五輪(2012年ロンドンオリンピック)も負けましたし、非常に強い相手ですが、久々の対戦なので勝ちたいですね」と、リベンジを誓った。
新型コロナウイルスの影響で代表活動の回数が減ったが、2022年のFIFAワールドカップに向けては「あまり悲観していない」と吉田は語る。「もちろん活動回数が減り、積み上げる回数が減ったのは事実です。ですが、意外にこういう難しい状況下でこそ成長できることがある、とポジティブに捉えているので。このチームはアジアカップでうまく行かず、最後の最後でタイトルを獲れなかった。(W杯)予選でも劣悪な環境で練習して挑まなければいけなかったり、コロナ禍もありました。なかなかスムーズに進まない中、ある程度チームとして成り立っている。こういう状況だからこそ、選手としての能力が試されますし、追い込まれてこそ、いい緊張感の中で成長できると思っています」とその理由を明かした。