
アントワープはブルガリア王者のルドゴレツ・ラズグラドとイングランドの強豪トッテナムを破って開幕2連勝を飾ったが、前節でLASKに0-1で敗れて今季EL初黒星を喫していた。今節はLASKの本拠地に乗り込んでのリベンジマッチ。グループJは第3節を終えてトッテナム、アントワープ、LASKの3チームが勝ち点6で並んでいた。
アントワープは開始3分、左CKからペナルティエリア前左のシムン・ユクレラーがダイレクトでゴール前にクロスを送ると、ボールはそのままクロスバーに直撃。一方のLASKは12分、左CKのこぼれ球をエリア前のラインホルト・ランフトゥルがダイレクトボレーで狙ったが、シュートは枠を外れた。
その後も両者の攻防が続き、アントワープは32分に左CKで中央のリッチー・デ・ラエトがヘディングシュートを放ったが、これはわずかに枠を捉えず。LASKは43分にアンドレアス・グルーバーがミドルシュート。アントワープのGKジャン・ビュテズはキャッチしきれなかったが、こぼれ球を三好がクリアして難を逃れた。
スコアレスで折り返した試合は後半に入って50分、エリア左へ突破しかけたデ・ラエトがゲルノト・トラウナーに倒され、アントワープがFKを獲得。このプレーでトラウナーが一発退場となり、LASKは10人での戦いとなった。数的優位のアントワープは53分、そのFKでリオル・ラファエロフが右足で直接狙うと、シュートは壁に当たってコースが変わり、ゴール右に吸い込まれた。