
前節のバイエルン戦で1-1で引き分け、リーグ戦5試合連続で引き分けが続いている9位ブレーメンは勝ち星が欲しい状況だ。上位浮上を目指すブレーメンが6位ヴォルフスブルクのホームに乗り込んだ。
試合を動かしたのはブレーメンだった。13分、大迫が左サイドの高い位置で相手ディフェンダーからボールを奪うと、そのまま中央へドリブルしてクロスを送る。これにレオナルド・ビッテンコートが合わせ、先制した。しかし、ヴォルフスブルクもすぐに試合を振り出しに戻す。22分、ペナルティエリア手前中央でボールを受けたリドレ・バクが、左足で鋭いシュートを放つと、これがゴール右隅に決まった。
さらにヴォルフスブルクは25分、FKの流れからヨシプ・ブレカロがペナルティエリア内左を突破し、クロスをあげる。これにジョン・ブルックスがヘディングで合わせ、早くも逆転に成功した。ブレーメンは36分、右サイドからのCKにケヴィン・メーヴァルトがバッグヘッドで合わせると、これがそのままゴール左上に吸い込まれ、同点とした。
ヴォルフスブルクはその直後の37分、カウンターから右サイドを崩し、中央へクロスを送ると、これにワウト・ウェクホルストが右足で合わせて3点目を奪った。1点ビハインドで後半へ折り返したブレーメンは47分、大迫からのスルーパスで左サイドを突破したミロト・ラシカがクロスをあげる。これがブルックスの足に当たり、ボールはそのままゴールに吸い込まれ、同点に追いついた。