明治安田生命J1リーグ第33節が行われ、横浜FCガンバ大阪が対戦した。

 第32節時点で2位につけるG大阪は、今節に勝てば来季AFCチャンピオンズリーグ出場圏内の3位以内が確定。
試合が引き分けに終わっても、同時刻キックオフのセレッソ大阪vsサガン鳥栖C大阪が負ければG大阪の3位以内が決まる。また、G大阪が横浜FCに勝利し、C大阪が引き分け以下に終われば、G大阪は最終節を待たずに今季の天皇杯出場圏内である2位フィニッシュも確定するという状況で試合を迎えた。

 試合は開始早々の25秒にG大阪が先制する。相手DF伊野波雅彦のフィードを倉田秋がインターセプトしたところから速攻を展開。右から攻撃に参加した矢島慎也のフィニッシュは相手GKに阻まれたが、こぼれ球に反応したパトリックが頭でつなぎ、最後は倉田が押し込んだ。

 横浜FCは32分、左サイドからペナルティエリアの深い位置に侵入した武田英二郎がシュート性のボールを中央へ供給。
相手GK東口順昭が弾いたボールに反応した安永玲央がゴール前で合わせたが、シュートは枠を捉えられなかった。

 前半終盤、横浜FCは斉藤光毅がカットインから右足でゴール右上隅を狙ったが、これは東口のファインセーブに阻まれた。対するG大阪もフリーキックの流れからパトリックが相手ゴールを脅かしたが追加点とはならず、試合はG大阪の1点リードで折り返した。

 後半の主導権を握ったのは横浜FCだったが、同点に追いつくことができない。すると81分、耐えたG大阪はゴール前で押し込んだところからパトリックがネットを揺らし、リードを広げる。

 2点のビハインドとなった横浜FCは、82分に三浦知良を投入。
キング・カズ”は11月8日のヴィッセル神戸戦以来の出場となり、53歳9カ月20日でJ1リーグ最年長出場を更新した。

 試合はこのまま終了。勝利したG大阪は来季のACL出場権を獲得した。また、C大阪が鳥栖に1-2で敗れたため、G大阪の2位フィニッシュも確定した。次節、横浜FCはホームで横浜F・マリノスと、G大阪はホームで清水エスパルスと対戦する。

【スコア】
横浜FC 0-2 ガンバ大阪

【得点者】
0-1 1分 倉田秋(G大阪)
0-2 81分 パトリック(G大阪)