現在25歳の南野は、2020年1月にザルツブルク(オーストリア)からリヴァプールに完全移籍。加入発表から1周年を迎えた2020年12月19日、プレミアリーグ第14節クリスタル・パレス戦で待望の同リーグ初得点をマークした。同選手は27日のプレミアリーグ第15節ウェスト・ブロムウィッチ(WBA)戦を前に、クラブ公式のインタビューに登場。同試合に向けた意気込みや2021年の目標などについて語っている。
南野は移籍後まもなく、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けることになった。新たな環境への適応に苦労したかを問われると、「ユルゲン・クロップ監督やスタッフをはじめ、たくさんの方に支えていただきました。
リヴァプールが本拠地『アンフィールド』に迎え撃つWBAは、サム・アラダイス新監督の就任から2試合目を迎える。南野は「新たな監督に率いられるチームがどのようにプレーするかを予想するのは困難であり、何が起こるかを予測することはできません」と対戦相手を警戒しつつ、「それでも、僕らは試合に向けて最善の準備をするだけです。“僕らのサッカー”をできる限り長くプレーすることができれば、自ずと結果もついてくるでしょう」と勝利への自信をのぞかせた。
リヴァプールはプレミアリーグ歴代2位のホーム「65」試合連続無敗を維持しており、今季のリーグ戦でもホームゲームは7戦全勝。
また、イングランドのサッカーはクリスマスから、他国に類を見ない過密日程が始まる。クロップ監督らもたびたび、この時期のスケジュールには苦言を呈してきた。
「とても楽しみにしています。週に2回の試合があるので、試合をする機会が増えて嬉しいです。僕らは今、多くの負傷者を抱えているので、僕のような選手はチームのためにもっと頑張る必要があります。出場機会があれば、しっかりと準備して、成果を出していきたいです」
南野は最後に、個人およびチームとしての2021年の目標に言及。「個人的な目標は、試合に出場するとき、120%の力を出してベストを尽くすことです。
リヴァプールはWBA戦後、中2日の30日にプレミアリーグ第16節ニューカッスル戦を控えている。さらに年明けも過密日程は続き、1月4日に第17節サウサンプトン戦、1月9日にFAカップ3回戦のアストン・ヴィラ戦が予定されている。南野にも十分な出場時間が巡ってくることが予想されるなか、同選手の更なる活躍に期待がかかる。