ギリシャ1部のPAOKに加入したMF香川真司が27日、クラブ公式チャンネルのインタビューで心境を語った。

 現在31歳の香川は昨年10月に双方合意での契約解除でスペイン2部のレアル・サラゴサを退団。
それ以降は無所属が続いていたが、今冬にギリシャのPAOKに加入することが決まった。

 新天地が決まった香川は、「今日は長い一日でしたけど、契約を結ぶことができたので、明日からサッカーに集中できると思っています」と安堵したようで、「常にいい準備とトレーニングをしてきたので、早くピッチに立ちたいですし、自分の力をすべてこのチームに還元できるように全力を尽くしたいです」と新クラブでの活躍を誓った。

 PAOK移籍については、「ギリシャでのビッグクラブですし、クラブや監督を含めて、常にいいミーティングを重ねてこれたので、そういうのも非常に大きな要因だったと思います。監督と話をさせてもらって、やりたいサッカーというものが自分自身でもイメージができたし、そういうサッカーをやりたいなと感じることができました」と決断理由を明かし、「早くピッチに立って、練習から監督の目指すサッカーをチームメイトと体現したい。そうすれば必ず上にいけると思います」と意気込んだ。

 PAOKは国内リーグ3度、カップ戦7度の経験を誇るギリシャの強豪クラブの一つ。
香川は、「非常に誇り高い気持ちというか、こういう伝統あるクラブでユニフォームを着て戦えることを非常に誇りに思っています。そしてその覚悟を僕自身も強く感じているので、なによりピッチの上でファンのみなさんに見せていきたいなと思います」と話し、「PAOKの一員になれたことを非常に嬉しく思っていますし、ここで戦うために自分のすべてを出してチームとともに成功を収めていきたい。非常に熱いファンがいると聞いているので、一緒に戦ってくれたら嬉しく思います」とファンに共闘を呼びかけた。

 ギリシャ・スーパーリーグ(1部)で現在4位のPAOKは27日に敵地で行われる第19節で首位のオリンピアコスと対戦。31日には第20節で12位のパネトリコスをホームに迎える。