
アタランタは24日、チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦ファーストレグでレアル・マドリードと対戦。ホームで戦ったアタランタは17分、ペナルティエリアの手前でフロイラーが相手DFフェルランド・メンディを倒して一発退場となる。自陣に引いて耐えていたものの、86分にメンディのミドルシュートで失点して0-1と敗戦した。
25日付のイタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は「誤ったレッド判定が試合全体を変えた」との見出しで、試合を担当したドイツ人のトビアス・シュティーラー氏を批判。「メンディは(アタランタのGKピエルルイジ・)ゴッリーニとの一対一に直面していたが、彼のドリブルは外側に向かっており、ボールの軌道がそのことを認めている。イエローカードがより妥当だったが、間違った判定が下された」と、メンディのドリブルが決定的な場面に結びついたかは疑わしいと主張した。また、同国紙『トゥットスポルト』もイエローカードが妥当であるとして判定を「不可解」と形容し、「シュティーラー主審は“白い巨人”に手を貸すことを決めた」と審判を非難した。
一方、スペイン紙『マルカ』とスペイン紙『アス』は、サッカーのルールを制定する国際サッカー評議会(IFAB)のルールブックを元に、シュティーラー主審を擁護。メンディのドリブルの進路に問題はなく、フロイラーは『DOGSO(Denying an Obviously Goal Scoring Opportunity/決定的な得点機の阻止)』に当たると主張した。