サンプドリアのDF吉田麻也は3試合連続の先発起用となり、センターバックとしてフル出場を果たした。一方のアタランタは24日に行われたチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦ファーストレグのレアル・マドリード戦から中3日。同試合からはスタメンを3枚変更して試合に臨んだ。
サンプドリアは11分、ゴールから約20メートル離れた位置でフリーキックを獲得し、ミッケル・ダムスゴーがキッカーを担当。ゴール左上を狙ったシュートは枠を捉えていたが、相手GKマルコ・スポルティエッロの好セーブに阻まれた。対するアタランタは29分、エリアの右からルスラン・マリノフスキーが得意の左足でゴール右下隅を狙ったものの、相手GKエミル・アウデロにキャッチされる。
一進一退の攻防が続くなか、先に試合を動かしたのはアウェイのアタランタだった。40分、丁寧なパス交換でじわじわと敵陣に侵入すると、ポストプレーに入ったルイス・ムリエルが吉田とモアテン・トルスビーを釣り出す。ムリエルの落としを受けたマリノフスキーが空いたスペースに飛び込み、自慢の左足でゴール左上隅に突き刺した。前半はアタランタの1点リードで折り返した。
アタランタは後半立ち上がりの50分に決定機。左サイドからの攻撃が吉田にカットされると、セカンドボールを回収して第2波を仕掛ける。マリオ・パシャリッチのシュートは吉田にブロックされたが、こぼれ球を拾ったロビン・ゴセンスが折り返し、飛び込んだヨアキム・メーレがダイレクトボレーでネットを揺らした。今冬アタランタに加入したメーレは移籍後初得点を記録したかに思われたが、ゴセンスがオフサイドだったためゴールは取り消された。