バイエルンに所属するフランス代表FWキングスレイ・コマンが、クラブからの契約延長オファーを拒否したようだ。8日、ドイツ誌『kicker』が報じた。


 現在24歳のコマンはパリ・サンジェルマンの下部組織出身。ユヴェントスを経て、2017年夏からバイエルンに所属している。今季は公式戦27試合の出場で6ゴール12アシストを記録するなど、安定して高いレベルのパフォーマンスを披露しており、バイエルンは同選手との契約延長を望んでいるようだ。

 コマンとバイエルンの現行契約は2023年6月30日まで。『kicker』誌によると、バイエルンは2026年6月30日までの新契約を結ぶべく、コマンに最初の契約延長オファーを提示したという。しかし、同選手はこのオファーを拒否。
そのため、現時点で両者の交渉は一時的に中断していると見られている。

 バイエルンのカール・ハインツ・ルンメニゲCEOは昨年12月、『kicker』誌のインタビューに対して「コマンは売りに出ていない」と語っており、今後も契約延長交渉は続けられる模様。ただバイエルンとしては、今夏に同クラブをフリーで退団することが決まっているオーストリア代表DFダヴィド・アラバの“二の舞”を避けたいとの考えもあり、場合によってはコマンの放出を余儀なくされることもありそうだ。

 なお、コマンの獲得には、マンチェスター・Uやマンチェスター・Cなどが関心を示していることが伝えられている。