リーガ・エスパニョーラ2部の第34節が11日に行われ、エスパニョールとMF柴崎岳が所属するレガネスが対戦した。柴崎は2試合ぶりの先発フル出場を果たした。


 前節のサバデル戦で5試合ぶりの勝利を収めた4位レガネスと4連勝中で暫定2位エスパニョールの上位対決。両チームの勝ち点差は10ポイントとなっている。自動昇格圏の2位に入るために、レガネスにとっては来季の命運もかかる一戦となった。

 しかし、エスパニョールが開始直後に先制に成功する。1分、レガネスのGKアシエル・ガリターノが飛び出してルーズボールをクリアすると、35メートルの位置で拾ったセルジ・ダルデルが右足でシュートを放つ。これが無人のゴールに吸い込まれ、1-0とした。


 エスパニョールは18分、アドリアン・エンバルバが右サイドからクロスを上げると、これがケネス・オメルオのハンドを誘発してPKを獲得。19分、ラウール・デ・トマスがチップキックでシュートするが、ボールはクロスバーを叩き、追加点とはならなかった。

 1点ビハインドで後半へ折り返したレガネスは51分、試合を振り出しに戻す。相手エリア内でシュートのこぼれ球を拾ったミゲル・デ・ラ・フエンテが右足で豪快に叩き込んで同点とした。

 エスパニョールは61分に決定機。右サイドからクロスを上げると、中途半端になったクリアボールがエリア内中央に転がる。
これをニコラス・メラメドが右足のダイレクトシュートで狙ったが、ボールはクロスバーを越えた。

 それでもエスパニョールは74分、勝ち越し弾を奪う。右サイドからケイディ・バレがクロスを上げると、これにメラメドが右足のボレーで合わせる。ボールはゴール左に吸い込まれた。試合はこのまま終了。一時は同点に追いついたレガネスだったが、終盤に決勝点を奪われ、敗戦。
エスパニョールは首位を維持している。

 次節、エスパニョールは19日にアウェイでアルメリアと、レガネスは同日にホームでポンフェラディーナと対戦する。

【スコア】
エスパニョール 2-1 レガネス

【得点者】
1-0 1分 セルジ・ダルデル(エスパニョール)
1-1 51分 ミゲル・デ・ラ・フエンテ(レガネス)
2-1 74分 ニコラス・メラメド(エスパニョーラ)