リーガ・エスパニョーラ第33節が18日に行われ、MF久保建英が所属するヘタフェとレアル・マドリードが対戦した。久保にとっては所属元との一戦となったが、2試合ぶりのベンチスタートとなり、4試合ぶりに出番は訪れなかった。


 直近のリーグ戦5試合で2敗3分けと勝ち星がない15位ヘタフェと、リーグ戦4連勝中で10試合負けなしの2位レアル・マドリードの一戦。レアル・マドリードは特に守備陣に負傷者が続出しており、BチームのDFビクトル・チュストはリーガ・エスパニョーラ2試合目の出場で初先発となった。また、最終ラインにはマルセロ、エデル・ミリトン、アルバロ・オドリオソラが先発に名を連ねた。ヘタフェがレアル・マドリードをホームに迎え、試合はスタートした。

 ヘタフェは10分、マルク・ククレジャからエリア内でボールを受けたマウロ・アランバリが右足で狙うが、わずかに左に外れる。ヘタフェは23分、レアル・マドリードのゴールを脅かす。
左サイドでボールを受けたネマニャ・マクシモヴィッチが右足でクロスを入れると、ハイメ・マタがバックヘッドで合わせる。しかし、シュートは右のゴールポストに嫌われた。

 レアル・マドリードは39分、右サイドのオドリオソラがクロスを上げると、これにヴィニシウス・ジュニオールがヘディングで合わせる、しかし、ボールはGKにキャッチされる。前半はヘタフェのシュート数が8本に対し、レアル・マドリードは7本。ほぼ互角の戦いで後半へ折り返した。

 ヘタフェは57分、相手陣内でインターセプトしたマティアス・オリベラがドリブルで仕掛けて左足でシュート。
しかし、GKティボー・クルトワにキャッチされる。さらにヘタフェは59分、エネス・ウナルがマルセロからボールを奪ってカウンターを仕掛けると、エリア手前でリターンパスを受けて右足でシュートを放つ。際どいコースだったが、GKクルトワの好セーブに阻まれた。

 劣勢に立つレアル・マドリードは65分、マリアーノに代えてカリム・ベンゼマを、ロドリゴに代えてアントニオ・ブランコを投入する。ブランコはトップチームでの公式戦初出場となった。

 レアル・マドリードは78分、マルコ・アセンシオに代えてセルヒオ・アリバスを投入。
ヘタフェは直後の79分、マクシモヴィッチがエリア手前から右足でシュートを放つと、ディフェンダーに当たってコースが変わったボールをGKクルトワが素早く反応し、片手1本ではじき出す。

 決勝点は生まれず、試合はこのまま終了。メンバーを大幅変更で臨んだレアル・マドリードは最終的にヘタフェに倍のシュート数を許すも、GKクルトワの好セーブもあり、スコアレスドローで試合を終えた。レアル・マドリードのリーグ戦連勝は4でストップし、首位アトレティコ・マドリードとは勝ち点差3ポイント。ヘタフェは6戦未勝利となった。

 次節、ヘタフェは22日にアウェイでバルセロナと、レアル・マドリードは21日にアウェイでカディスと対戦する。


【スコア】
ヘタフェ 0-0 レアル・マドリード