ドラフト会議のないJリーグ…新人獲得におけるプロ野球との違いとは

       
 10月24日のプロ野球ドラフト会議では、育成枠も含めて89名の選手が指名を受けた。全選手の進路を、3時間半で決めるがプロ野球のやり方だ。

 サッカー選手のJリーグ加入が決まる時期はいつか--。こちらの答えは「1年中」である。2014年度の新加入選手を例に出せば、今年4月2日の磐田が、内定発表の皮切りだった。それから5月、6月とコンスタントに昇格、新加入の発表が続いている。

 Jリーグには2種類の入口がある。一つはアカデミー(下部組織)からの昇格だ。U-18チームで育てた選手は、そのクラブに契約の優先権がある。もう一つは外部からの新卒採用だ。Jを志望する選手は、試験や公式戦がない期間を利用し、各クラブの練習に参加することが多い。“インターンシップ”で適性やお互いの相性を確認したのち、プロ入りが決まっていく。

 野球選手の立場で考えると、ドラフト制度には、自分の意志で進路を選べないデメリットがある。進路決定を秋に引っ張ることで社会人チームの内定、大学の推薦を取り逃がすリスクも無視できない。そこでトップレベルの選手でも早めに入社、進学を決めてプロを避ける例が多い。アメリカなら大卒後の選択肢はプロしかないが、社会人野球が盛んな日本ではドラフト制度に穴が生まれている。

 話をサッカーに戻すと、自前で育てられる、相性を見て契約できることは、Jリーグにドラフト制度がないからこそ得られるメリットだ。一般的に自由競争のデメリットとされる獲得コストの上昇も、Jでは生じていない。プロ野球の各球団は全国各地にスカウト網を張り巡らしている。欲しい選手をドラフトで指名し損なうリスクを考えれば、獲得予定者数の何倍もリストアップする必要があるからだ。しかしJリーグの専任スカウトは、J1でも1クラブ1,2名がいいところ。契約金に相当する支度金は、独身選手なら380万円以下と決まっている。1億5千万円以下のプロ野球に比べると、比較にならない安さだ。

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2013年10月26日のサッカー記事

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