バルセロナのロナルド・クーマン監督がクラブの財政状況と去就が注目されるアルゼンチン代表FWリオネル・メッシについて言及した。

 メッシは6月30日でバルセロナとの契約が満了し、現在は無所属の選手となっていて他のクラブがフリーで契約することも可能だ。
クーマンは「問題が解決されないうちは常に心配しなければならない」と懸念していることを明かした。

「しかし私は(ジョアン・ラポルタ)会長がこの問題を解決してくれるという完璧な自信を持っているし、そう願っているよ。なぜならクラブだけでなくリーガにとっても、世界最高のプレイヤーが残留することはとても重要なことだからね」

「我々全員が彼をチームに残すために努力しなければならない」

「ラポルタから冷静になれと言われたよ。我々はこの問題に取り組んでいて、レオ(メッシの愛称)とあと数年続けられるように合意する自信がある、とね」

 メッシ残留に関して最大のネックだと言われているのが、クラブの財政状況だ。新型コロナウイルスのパンデミックも影響し、サラリーキャップが1億7400万ユーロも超過していると報じられているバルセロナ。選手を売却して資金調達を行う必要性も出てきており、クーマン監督は「我々はチームを向上させようとしている。
誰が残って誰が去るのか見極めることになるだろう。今日は言えない決定事項がたくさんある」と語り、今後の移籍市場で動きがみられることを示唆した。

 それでもクーマン監督はメッシの残留を最大の目標としており、「最も重要なことは、何よりもレオを残すために可能な限りのことをすることだ。彼はこのクラブの将来を担っているのだからね」と強くコメントしている。