プレミアリーグ第10節が30日に行われ、リヴァプールとブライトンが対戦した。リヴァプールのMF南野拓実はベンチスタートとなり、87分からの出場で今季初出場を果たした。


 3分、ブライトンに決定機が訪れる。レアンドロ・トロサールの浮き球パスからソリー・マーチがペナルティエリア左に抜け出す。余裕を持って左足を振り抜いたが、シュートをコースに飛ばせず、相手GKアリソンに防がれた。

 すると4分、リヴァプールが先制する。フィルジル・ファン・ダイクの鋭いロングフィードを右サイドで受けたモハメド・サラーは、ドリブルで相手を引きつけてからマイナスに折り返す。飛び込んだジョーダン・ヘンダーソンがこれにダイレクトで合わせ、狙い澄ましたシュートをゴール左上に突き刺した。


 追いかける展開となったブライトンは15分、ハーフウェーライン付近でボールをカットしたイヴ・ビスマが独力で前進。ペナルティエリア手前まで運んで右足を振り抜いたが、シュートはアリソンにセーブされると、左のポストにも当たってゴールを外れた。

 20分、リヴァプールにアクシデントが発生する。ナビ・ケイタが右足を押さえてピッチに座り込み、アレックス・オックスレイド・チェンバレンとの交代でピッチを後にした。

 リヴァプールは24分にリードを広げる。オックスレイド・チェンバレンがペナルティエリア手前からピンポイントの浮き球クロスを供給すると、サディオ・マネが頭で合わせて押し込んだ。
さらに33分、相手GKロベルト・サンチェスのパスをマネがカットすると、ボールはそのままゴールに吸い込まれる。しかし、マネのハンドがあったとして得点は取り消された。

 41分にブライトンが1点を返す。右のペナルティエリア手前でボールを受けたエノック・ムウェプが直接ゴールを狙うと、弧を描いたシュートはアリソンの頭上を越えてゴール左上に吸い込まれた。試合はリヴァプールの1点リードで折り返す。

 リヴァプールは48分、マネのスルーパスに抜け出したサラーが相手GKをかわしてネットを揺らすが、オフサイドで得点は認められない。


 65分、ブライトンが試合を振り出しに戻す。左のマルク・ククレジャが折り返し、ペナルティエリア手前のライン間で受けたアダム・ララーナは、ペナルティエリア左のトロサールに託す。トロサールは寄せてきた相手DFを冷静にかわし、ゴール左下へと流し込んだ。

 ブライトンは76分、右サイドを突破したタリク・ランプティのスルーパスに抜け出したトロサールが相手GKをかわしてネットを揺らす。しかし、オフサイドで勝ち越し点とはならなかった。

 試合はこのまま終了し、ブライトンはリーグ戦2試合ぶりのドローで5戦未勝利。
リヴァプールは3試合ぶりのドローで連勝が止まった。

次節、ブライトンは11月6日にニューカッスルと対戦。リヴァプールはチャンピオンズリーグのアトレティコ・マドリード戦を挟んで、11月7日にウェストハムと対戦する。

【スコア】
リヴァプール 2-2 ブライトン

【得点者】
1-0 4分 ジョーダン・ヘンダーソン(リヴァプール) 
2-0 24分 アレックス・オックスレイド・チェンバレン(リヴァプール)
2-1 41分 エノック・ムウェプ(ブライトン)
2-2 65分 レアンドロ・トロサール(ブライトン)