チャンピオンズリーグ(CL)・グループD第5節が24日に行われ、インテル(イタリア)とシャフタール(ウクライナ)が対戦した。

 前半はシャフタールがボール支配率で若干上回るものの、インテルが多くチャンスを作り得点の機会を窺う。


 インテルは22分、ニコロ・バレッラのドリブルでカウンターを仕掛けると最後はラウタロ・マルティネスが2度のシュートチャンスを迎えるがどちらもブロックされ先制点とはならない。その後のコーナーキックでもアンドレア・ラノッキアが巧みなヘディングシュートを放つがわずかにゴールの右に外れる。

 24分にはインテルのイヴァン・ペリシッチがゴールネットを揺らすが、わずかにオフサイドという判定でゴールは認められない。26分にはエディン・ジェコのヘディングシュートが枠を捕えるがGKのビッグセーブに阻まれる。

 インテルはその後何度もビッグチャンスを迎えたが肝心のゴールからは遠く無得点。スコアレスで試合を折り返した。
対するシャフタールも劣らずチャンスメイクに成功したが、2本の枠内シュートはゴールを捕えることはなかった。

 インテルは57分、ペリシッチのクロスにラウタロ・マルティネスが高い位置で右足を合わせてゴールネットを揺らす。しかし再びノーゴールの判定となった。

 それでも61分、こぼれ球にジェコが合わせてボレーシュート。ゴール左に突き刺さったシュートは今度こそ先制ゴールとなった。

 さらに67分、イヴァン・ペリシッチのクロスに合わせて決めたのはまたもエディン・ジェコ。
先制後すぐの追加点でシャフタールに畳みかける。

 対するシャフタールは82分、ドドが右サイドからニアを狙いGKの股を抜くシュート。しかしボールはポストに嫌われ反撃の狼煙は上がらない。

 試合はそのまま終了し、前半こそ決定機を物に出来なかったものの後半しっかり2ゴールを挙げたインテルが完封勝利。インテルは3ポイントを積み上げて勝ち点10で暫定首位に躍り出た。一方のシャフタールは最下位が決定し、決勝トーナメント進出とELの夢が絶たれることとなった。


【スコア】
インテル 2-0 シャフタール

【得点者】
1-0 61分 エディン・ジェコ(インテル)
2-0 67分 エディン・ジェコ(インテル)