ローマのジョゼ・モウリーニョ監督が9日、ユヴェントス戦を振り返った。イギリスメディア『スカイスポーツ』が報じている。


 アーセナルからローン移籍で新加入のイングランド代表MFエインズリー・メイトランド・ナイルズがデビュー果たしたローマは、イングランド代表FWタミー・アブラハム、アルメニア代表MFヘンリク・ムヒタリアン、イタリア代表MFロレンツォ・ペッレグリーニのゴールで一時は3-1とリード。しかし、70分にイタリア代表MFマヌエル・ロカテッリにゴールを許したのを皮切りに、7分間で3失点。3-4で逆転負けを喫した。

 第20節のミラン戦(1-3で敗戦)に続く2連敗となったローマのモウリーニョ監督は、「我々は70分間完全にコントロールしていた」と語り、以下のように続けた。

「チームは本当に良いプレーをし、コントロールするという考えを持っていたので、我々は前に出て力強いスタートを切った。テンポを制御し、主導権を握るハイプレスのアイディアを持っていた」

「70分間とても良かったが、心理的崩壊があった。
フェリックス(・アフェナ・ギャン/ガーナ国籍FW)が(コロンビア代表DFフアン・)クアドラードとのスプリントで並外れた勝負をしたので、3-2になった時点で交代させた。だがそれは間違いだった」

「ユヴェントスのような強いメンタリティー、キャラクターを持つチームに3-2で追い上げられると、恐怖が飲み込む。心理的なコンプレックスだった。私の問題ではなく、チームにとっては問題だ」

 また、この冬の補強についてもモウリーニョ監督は言及している。

「この3年間、毎日休むことなく、ここで働き続けたい。自分たちのポテンシャルに本当にマッチするクラブのフォローが必要だ。
今、我々はチーム強化のため、ローン移籍で2人の選手とサインしている。1人はメイトランド・ナイルズで、もう1人は来週に入団すると思われる別のMFだ。ある程度の責任を持つのに適した、より優れたフィジカルとパーソナリティーを持つプレーヤーだ」

 今節勝利した4位アタランタとの勝ち点差が「9」に広がり、チャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に痛手となったローマ。次節はホームでカリアリと対戦する。