バルセロナは25日、負傷したスペイン代表FWアンス・ファティが保存療法による治療を継続することを発表した。

 ファティは20日に行われたコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)4回戦のアスレティック・ビルバオ戦に61分から出場。
しかし、90分が終了し、延長戦に突入した96分に負傷し、途中交代を余儀なくされた。

 バルセロナは21日に左足の大腿二頭筋の筋肉を損傷したことを発表。さらに、同日中には左足ハムストリングの近位腱を損傷したことも発表され、近日中に治療方法が決定されることが明らかとなっていた。

 手術の可能性も浮上していたが、今回の発表によると、ファティは左足ハムストリングの近位腱損傷のリハビリに保存療法による治療を行うことに決定したという。なお、離脱期間は未定で、回復次第で復帰の時期が決まることになるようだ。

 現在19歳のファティは2020年11月に左ひざの内側半月板を断裂し、3度の手術を受けて昨シーズンの大半を棒に振った。
今シーズンからは背番号「10」を継承し、契約を2027年6月30日まで延長した。昨年9月末に戦列復帰を果たしたものの、11月に左足のハムストリングを負傷し再び離脱。12日に行われたスーペルコパ・デ・エスパーニャ準決勝のレアル・マドリード戦で復帰したばかりだった同選手だが、再びしばらく戦列を離れることとなった。