「航なら大丈夫」 吉田麻也らの絶対的信頼を力に“主将”遠藤、リベンジの舞台へ
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「航はこれまでもチームの中心としてプレーしてくれていること、そしてポジション的にもチームの真ん中でプレーしている。日本代表の継承をしていく意味でも、経験ある選手と若手の両方の層にコミュニケーションを取れる彼にキャプテンを決めました」

 日本代表の森保一監督が抜擢理由を語った通り、今回のFIFAワールドカップカタール2022アジア最終予選での中国とサウジアラビアの2連戦では、負傷離脱中の吉田麻也に代わって遠藤航が主将という重責を担っている。

 17歳だった2010年に湘南ベルマーレでプロデビューを飾って以来、湘南、浦和レッズ、リオデジャネイロ五輪代表、そして現在のシュトゥットガルトと、数々のチームでキャプテンマークを巻いてきた遠藤にとって、要職を託されるのは自然の流れだった。

 今の代表には年長者の長友佑都大迫勇也らもいるが、W杯後も始まる年でもある。近未来を視野に入れ、彼に任せるのが最適だったと言える。

 よくよく考えてみれば、宮本恒靖が2002年の日韓W杯でマークを巻いた時は25歳。長谷部誠が2010年南アフリカW杯直前に抜擢された時も26歳だったから、間もなく29歳になろうという遠藤は遅すぎるくらいだ。吉田が中国戦前に「航なら大丈夫」とメッセージを送ってくるのも納得と言っていい。

 緊急登坂を命じられた本人も、全く動じていなかった。

「とにかく今いる全員でしっかり勝ち点3を取ろうという話を試合前にしました。プレー自体は特別に変わることはないので、気負いすぎず、自分のよさを出すことだけにフォーカスしていました」と自然体で中国戦のピッチに立った。