ブンデスリーガ第29節が9日に行われ、ヘルタ・ベルリンと日本代表MF原口元気、MF遠藤渓太が所属するウニオン・ベルリンが対戦した。原口は先発出場、遠藤はベンチ外となった。


 ヘルタホームでの“ベルリン・ダービー”。満員の観衆を前に試合を先に動かしたのはウニオン・ベルリンだった。31分、シェラルド・ベッカーが左サイドで縦に仕掛けると、そのまま左足でクロス。ファーサイドに飛び込んだ原口が、豪快にダイビングヘッドで決めた。2014年夏から3年半在籍した古巣ヘルタ相手に、強烈な今シーズン自身2点目を叩き込んだ。

 ウニオン・ベルリンは後半早々の49分にオウンゴールで同点とされてしまったが、4分後に勝ち越す。
左サイド深い位置からのニコ・ギーセルマンのクロスにグリシャ・プレメルがヘディングで合わせた。再びリードを得たウニオン・ベルリンは74分にカウンターからベッカーが加点。85分にもスヴェン・ミヒェルがダメ押し点を挙げて、4-1で勝利した。原口は61分までプレーしている。

 2連勝を飾ったウニオン・ベルリンは7位につけ、次節では鎌田大地長谷部誠所属のフランクフルトと対戦する。今シーズン低迷が続くヘルタ・ベルリンは連敗で、2部自動降格圏の17位となり、次節はアウクスブルクと対戦する。


【スコア】
ヘルタ・ベルリン 1-4 ウニオン・ベルリン

【得点者】
0-1 31分 原口元気(ウニオン・ベルリン)
1-1 49分 オウンゴール(ティモ・バウムガルトル)(ヘルタ・ベルリン)
1-2 53分 グリシャ・プレメル(ウニオン・ベルリン)
1-3 74分 シェラルド・ベッカー(ウニオン・ベルリン)
1-4 85分 スヴェン・ミヒェル(ウニオン・ベルリン)


【動画】原口豪快先制弾!試合ハイライト