3位から6位までの昇格プレーオフ圏内を含めても、大混戦の様相を呈している。昨季終盤に就任した名塚善寛監督が指揮を執るレノファ山口FCも、第10節時点で8位と今季は悪くない滑り出しを披露。クラブ史上初のJ1昇格に向け、ここから一気にギアを上げたいところだった。
そんな中、迎えた23日の水戸ホーリーホック戦。最近4試合未勝利の相手を叩き、勝ち点3を上積みしたかった。序盤こそやや押し込まれたものの、前半のうちにエースFW岸田和人が首尾よく先制点を奪うなど、いいペースで試合を進めていた。
ところが、「後半は水戸の圧力をまともに受けてしまった」と指揮官が反省の弁を口にする通り、立て続けに2失点。しかも昨季まで山口の看板FWだった高井和馬に逆転弾を食らったのはショックが大きかった。が、その高井の背後を突いた児玉澪王斗がすぐさま同点ゴールをゲット。2-2のままで終盤を迎えた。
名塚監督はラスト6分というところで3枚替えの大勝負に出る。うち1人は背番号33をつけた大ベテランの山瀬功治。J2のフィールドプレーヤーでは