既にグループステージ突破を決めている神戸は、4月25日のチェンライ・ユナイテッド(タイ)戦からメンバーを5名変更。山口蛍、井上潮音らは引き続きスタメンに名を連ねた。
試合は神戸がボールを握る展開となるも、効果的なボールをゴール前に入れることができない。32分には背後へのスルーパスからピンチを迎えるも、大﨑玲央がギリギリのところでカバーリングを見せてシュートブロック。ピンチを迎えるも失点は許さなかった。
その後も神戸は攻めあぐねる時間帯が続くも、41分、山口蛍が左サイドで粘って中央へパスを送ると、リンコンが巧みなターン。相手DFのファウルを誘い、PKを獲得した。倒されたリンコン自身がキッカーを務めると、GKの逆を取る冷静なシュートを沈め、神戸が先制に成功した。
このままハーフタイム突入かと思われた前半アディショナルタイム、神戸は大﨑のハンドでPKを献上。このPKをデヤン・ダムヤノビッチが落ち着いて右隅に決め、試合は振り出しに戻った。
後半に入っても試合の様相は変わらず。神戸はボールを保持できるが、危険なエリアまでボールを運ぶことはできない。64分には大迫勇也、郷家友太に加えて、負傷からの復帰戦となる武藤嘉紀を投入して攻撃の活性化を図る。
76分には初瀬亮が左サイドをドリブルで突破してクロスを送り、郷家がヘディングシュートを狙う。しかし、シュートは枠を捉えることはできない。