リヴァプールを率いるユルゲン・クロップ監督が、オランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクとエジプト代表FWモハメド・サラーの負傷状況について語った。14日にクラブ公式サイトが伝えている。


 14日に行われたFAカップ決勝で、リヴァプールはPK戦の末にチェルシーを下し、カラバオ・カップに続く今季2冠目を達成した。しかし、同試合では前半途中にサラーが負傷交代。延長戦にはファン・ダイクも姿を見せなかった。イギリスメディア『スカイスポーツ』は両選手の負傷状況について、サラーが鼠径部の痛み、ファン・ダイクは膝の裏の違和感だと伝えている。

 クロップ監督はサラーの交代シーンを振り返り、「あれは私の判断。かなり慎重に決断した。
モー(サラーの愛称)は『続けられる』と言ったが、私が交代させることを決めたんだ」と話した。

 また、クロップ監督はファン・ダイクについて「私の隣に立ち、『ちょっと違和感があるけど、大丈夫だと思う』と伝えてきた。90分を超えるようであれば交代させる判断をしていて、実際に試合は延長戦に突入した。だから彼はベンチに下がった」とコメント。以下のように続け、両選手ともに深刻な負傷ではないことを伝えている。

「もちろん、試合後に2人とは話をしている。
2人とも本当に大丈夫だ。私たちが知っているのは、ケガが大したことではないということ。そして、本当に難しい試合を制したということだけだ」

 リヴァプールはFAカップ決勝戦から中2日でプレミアリーグ第37節のサウサンプトン戦に臨み、22日には最終節のウルヴァーハンプトン戦を戦う。シーズン終了後にはレアル・マドリードとのチャンピオンズリーグ(CL)決勝戦が控えている。クロップ監督は「次の試合は本当にすぐやって来る。2人とも大丈夫だとは思うが、現時点の状況だけで全てを決めることはないよ」と発言。
「明日の朝のトレーニングで2人が『全く問題がない』と言えば、驚いてしまう。細かい状況が分かり次第、今後のことは決めるよ」と話し、今後の起用法については未確定な部分が多いと明かしている。