ともに勝ち点「17」で迎えたJ1通算43回目の“大阪ダービー”。両者はJリーグYBCルヴァンカップのグループステージでも対戦し、C大阪が1勝1分で勝ち越している。
アウェイのG大阪は26分、左から黒川圭介が高速クロスを供給し、飛び込んだ山見大登が頭出合わせるが、惜しくも枠を外れる。一方、ホームのC大阪は28分、左サイドをえぐった山中亮輔のクロスに松田陸がボレーで合わせたものの、枠を捉えることはできない。
試合の均衡が破れたのは33分、G大阪が先制する。右サイドの深い位置からレアンドロ・ペレイラが折り返し、山見が頭で合わせる。シュートは相手GKキム・ジンヒョンによって防がれたかに思われ、プレーが続けられたが、VARのレビューによってゴールラインが割っていたことが判明。山見の今季初ゴールが記録された。
ビハインドで折り返したC大阪は、58分に試合を振り出しに戻す。清武弘嗣が敵陣中央から絶妙のスルーパスをゴール前へと供給。抜け出した奥埜博亮はシュートに持ち込めないが、対応した相手DF三浦弦太のクリアがボックス中央に流れる。これを回収したアダム・タガートが冷静にネットを揺らし、今季初ゴールを記録した。
66分、C大阪が逆転に成功する。清武のスルーパスに抜け出した山中が左からピンポイントのクロスを送り、飛び込んだ奥埜が頭で押し込んだ。