未成年を買春した罪に問われていたバイエルン所属のフランス代表MFフランク・リベリーと、レアル・マドリード所属のフランス代表FWカリム・ベンゼマは30日、裁判所から無罪判決を言い渡された。スペイン紙『マルカ』が伝えている。


 ベンゼマとリベリーは、当時未成年だったザヒア・ドゥハールさんに対し買春を行ったとして起訴されていた。現在人気モデルのドゥハールさんは、2008年にベンゼマ、2009年にはリベリーを相手に売春を行ったと告白。フランスでは買春行為自体は違法ではないものの、18歳未満が相手の場合は罪に問われるため、2008年当時のドゥハールさんが16歳だったことから、大きな問題となった。ベンゼマは買春行為自体を否認。リベリーは買春行為を認めたものの、年齢は知らなかったと主張していた。

 公判は20日から始まっており、有罪判決が下った場合には、最大で懲役3年の罪が科せられる可能性があった。
しかし、同紙は両選手がドゥハールさんの年齢を把握することは不可能だったとして、証拠不十分により無罪判決が言い渡されたと報じている。