グループCはコロンビア、日本、U-21コモロ代表の3チームが2試合を終えて勝ち点4で並ぶ激戦に。各グループの首位3チーム、および2位のなかで成績が最も優れた1チームが準決勝に進出するレギュレーションとなっており、お互いに勝てば準決勝進出、敗れれば5位以下の順位決定戦に回る状況でグループ最終戦を迎えた。
先に決定機を迎えたのは日本。4分、右からの折り返しに北野颯太が合わせるが、シュートはわずかに枠の右へと外れる。
一進一退の攻防が続くなか、コロンビアは37分に絶好期を迎える。高い位置で日本のミスパスを拾ったアレクシス・カスティージョが右足を振り抜くが、右のポストを叩いて先制点とはならない。
日本は前半終了間際、スルーパスに抜け出した坂本一彩がペナルティエリア左に侵入。鋭い切り返しで相手をかわし右足を振り抜くが、ニアを狙ったシュートは枠を外れた。前半は得点が生まれず、スコアレスで折り返す。
試合の均衡が破れたのは後半開始早々の47分、コロンビアが先制する。左サイドでルーズボールを拾ったホルヘ・カベサスがグラウンダーで折り返し、ペナルティエリア手前でグスタボ・プエルタが合わせてシュートを放つ。ボールは松田隼風に当たってコースが変わり、ゴールに吸い込まれた。
61分、コロンビアがリードを広げる。ペナルティエリアの手前でダニエル・ルナが相手に囲まれながらもボールをキープし、後方のプエルタに一旦下げる。プエルタがワンタッチで鋭い縦パスを通すと、受けたカベサスが強烈なシュートをゴール左上に突き刺した。