今年5月、レアル・マドリードの退任後にフットボールの舞台から身を引くことをほのめかしていたアンチェロッティ氏。2度目となるレアル・マドリードの指揮で2シーズン目を迎えようとする63歳の名将は、同クラブでの指揮を最後に第一線を退くことを明言した。
「現在のレアルでの指揮で、私のキャリアは終わりだ。”ロス・ブランコス(レアル・マドリードの愛称)”の後は引退する」
「レアルはまさにフットボールの頂点だ。ここでの経験を最後にやめるのは、理に適ったことだろう」
1959年生まれのアンチェロッティ氏は、昨季レアル・マドリードでラ・リーガを制したことによって、ミランでセリエA、チェルシーでプレミアリーグ、パリ・サンジェルマンでリーグ・アン、バイエルンでブンデスリーガを制覇したのに続き、監督として前人未到の欧州5大リーグ優勝という偉業を達成。さらにチャンピオンズリーグでも、歴代最多となる4度の大会制覇という記録を保持している。